TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

about

”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

”TAjiKA”の商品はこちらから。


「気づき」
2012年11月23日


私のラジオ好きは
時々ブログに書いているので
いつも読んで下さっている方は
知っていらっしゃるかもしれませんが
今日はオススメの番組を紹介します。


いつもは東京FMで放送されているので
podcastでしか聞けないですが
毎年1回、この時期にスペシャルが
全国放送で流れます。

それが、ちょうど今日だったのですが
すごく興味深かった。
少し前に悩んでいたことが
「そういうことで悩んでいたのか!」と
改めて客観的に感じられた話でした。


未来授業→HP

とにかく、聞いてみて下さい!
(※あ、ビデオポッドキャストなので
映像で見られますよ!)
皆さん面白かったですが
養老孟子さんの話は特に面白かったです!
あの場所が苦手だったわけ
たまに行きたくなるあの場所
その意味が分かった気がします。




気づき。




人と話すにしても
本を読むにしても
ラジオを聞くにしても
たぶん、その人が欲している時に
そういうものがポッと現れる気がする。
でも、それは探していないと見つからないし
通り過ぎていってします。
いつもアンテナをはっていないとね。



皆さんは大事なこと見逃してないですか?


 


「愛されるブランドになる」ということ
2012年11月22日


私をよく知っていたり
催事などで見かけた方は
お分かりかと思いますが
普段はほんとにフツーの29歳
の服装をしています。

昔から服は好きなので
他の物を多少我慢しても
良いと思った服は買ってしまう
そんな性格なのですが
ここ最近毎シーズン買っているのが
「sacai」というブランド。

もう有名なので知っている方も
多いかもしれませんが
メンズが始まった1stシーズン目から
ずっと見てきています。

まぁ、詳しい服・ブランドの説明話は置いといて
今回は「愛されるブランドになる」ということについて。



正直、sacaiの価格は高いです。
毎期買っているとはいえ
1アイテムか多くて2アイテムくらい。
それ以上はとても・・・。
では何故そんなものを買うのか?

一つは、デザインもそうですが
素材がとにかく良いこと。
私は物持ちが良いと言われますが
良い物をきちんとケアしながら使えば
ほんとに長持ちします。
取扱も大事にするし、そうすると
愛着も湧いてくる。

シンプルなのに、ちょこっと遊びがあって
ほんとに良い所、突いてくるんです。


それと、今回改めてすごいと思ったのが
製品のアフターケアについて。
実は下の写真のボーダー部分、サテンのテープが
縫い付けてあるのですが、ファスナーが引っかかって
糸がほつれてしまったのです。。



sacai.jpg


近くの修理屋に出そうか、知り合お願いしようか
いろいろ悩んでいた時に、sacaiのタグに
「ニットのお直しは一度ご連絡を。」
みたいなことが書いてあったのを思い出して
東京の本店に連絡をしてみると
一度商品を見てから連絡もらえるとのこと。

結局、アトリエで無償で修理して頂けることに。
たぶん、修理屋に出してたら数千円はかかりそう。。


後でネットで調べてみると
ニットの修理で無償だった方もいたようです。
※もちろん、有償の場合もあるみたいですが。


程度によって、有償・無償の違いはあれど
販売しているブランドに直接アフターケアを 
お願い頂けるのは、安心できるし、嬉しいこと。

ここの対応を間違うと、信用問題にも関わりますし
きちんと対応すれば、もっとファンになってもらえる。
扱うものは違えど、すごく勉強になりました。
そして、私自身、今までよりもっとファンになりました。


愛されるブランドになるには
デザイン・品質の良さだけでなく
アフターケアも含めた
長く付き合っていける関係を
お客様と築けるかが重要。
TAjiKAもそうなっていけるよう
頑張ろうと思います!!


センスとは・・・
2012年11月15日


最近ではないですが
twitterで気になる一文を見つけた。



「センスとは、対象への理解のことだ」




なるほど。
あの人、センスが良いね。とか
センスのいい選び方とか・・・
「センス」ってよく使う言葉ですが
意味はフワ〜っとしか分からないし
それほど考えたこともなかった。

生まれつきなのかな?と思ったこともあるけど
どうもそうではないみたい。


上の言葉を当てはめてみると
例えばファッションセンスの良い人は
「対象=自分」のことをよく理解している人。
サイズとか似合う色とか。

物を選ぶセンスの良い人は
「対象=空間」に合う物を理解している人。
例えば家なら、どんな雰囲気が合いそうで
そこにどんな家具を置くのか、大きさは?などなど。


それぞれ対象についてよく理解し
合うものを選び出せる引き出しを沢山持っていれば
きっと「センスが良い」ということになるんだろう。


このblog書きながら、ある女の子のことを思い出した。
その子は十代前半〜半ばにして、パリコレなど
有名ファッションショーに招待されるほど
ものすごくセンスの良い子だったらしい。
(↑ものすごく有名みたいだけど、名前忘れてしまった。。)
その子を知った時、センスって生まれつきだと
思ったのですが、あの歳にして、ブランドや服
自分のことをよく理解していたから
センスが良かったんだと、今になって気づいた。
(あ!タビーちゃん!やったかな?もし知っている人いたらコメント下さい。)


竹二にしても、TAjiKAにしても
何が似合って、何が合わないのか
改めてきちんと向き合って考えてみようと思う。


最後に、全く関係ないですが
あるブランドの好きな写真をUPします。
めっちゃ個人的(笑)
ではでは

garments.jpg


展示の総括
2012年11月11日


こんばんは。
展示が終ってから
もう2ヶ月が過ぎようとしている
11月11日の今日。
ようやく展示の総括です(笑)


まずはいっぱいの写真を。


tenji1.jpg

tenji2.jpg

tenji3.jpg
切り試しのコーナー

tenji4.jpg
こんな珍しい鋏も。(ベルベットの持ち手)

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tenji7.jpg
ハサミノート

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tenji9.jpg
説明してます。(唯一、職人ぽい。と言われた場面。。)


 



前にもお伝えしたかもしれませんが

手作りの鋏があることを知らない世代が
これからどんどん増える中
どのようにすれば、知ってもらえるのか?
安価な物との違いや良さを感じてもらえるのか?

こういうことは、常に考えてきました。
考えてきたつもりでしたが
最近、竹二のHPのご挨拶を読んで
改めて自分のブレなさを感じて
自分自身が一番驚いています(笑)




鋏を選ぶ「基準」を示したい。




これが一番の目的です。
もちろん、上に書いたような
いろんなことを感じてもらうことも
同じく重要ですが、皆さんの中に
こんな鋏もある。ということを知って
選択肢の一つになること。
それが大事だと思っています。

あとは、お客様によって
価格で選ぶ方もいるでしょうし
使い勝手、用途などなど
個人の価値観によって
選ぶものだと思っているので
絶対にうちのような鋏を買うべき!
だとは思っていません。

ただ、そこで選んで頂けるよう
鋏としての機能はもちろん
デザインやパッケージ、イメージなど
より良いものにしていくつもりです!



今回は、より多くの方に
来て頂きたいという想いから
TAjiKAをメインにした内容で
鋏に興味がない方=参加して下さった
各クリエイターのファンが集まってきて
鋏にも触れてもらう、知ってもらう
そんな展示にしました。

DMも必要最小限にしたので
来て欲しいターゲットを設定したり
置いて頂く場所もすごく考えて
限定したりと、難しさもあったのですが
それなりの効果は出たのかな?と思っています。
鋏を取り扱って頂いているお店全てに
置いて頂けず、申し訳ございませんでした。


展示会場にいて感じたのは
やっぱり実際に触って、切り試しをしてもらうと
より良さが伝わる!ということ。
見てるだけや知っているだけでは分からない
体感することの大切さ。
スッと布が切れた時の皆さんの「わっ!」
という顔、すごく覚えています。


そして、体感して頂いた後は
はさみのおと=ハサミノート
にお名前や鋏の開閉の音を書いて頂き
中には1ページに2行という
贅沢に使っておられた方もいましたが(笑)
すごく良い記念になったというか
皆さんのお言葉がすごく励みになり
大切な宝物ができました。
ご協力下さった皆様ありがとうございました。



最後にはなりましたが
石野さん、NU_LOW君、古家ニーチェ、ノダマキコさん
ご協力ありがとうございました!

そして、名前は一度も出ませんでしたが
二階堂さん、和田君。
この二人がいなければ
今回の展示はできませんでした。
「おと」というテーマや
DM、キャッチコピー、ポスターなどなど
ほんとに全てのことに関わって頂き
ありがとうございました!!
そして、今後も宜しくお願いします(笑)


これからも不定期ではありますが
形を変えながら展示は継続していきます。
東京での催事や先日のトークイベントでも
「行けなくて残念だった。」
「関東でもやって下さい!」
と声をかけて下さる方もいらっしゃいました。
今、自分には東京や他の地でできるほどの
力はないと思っていますが、将来的には
いろんな土地でできると良いな〜
なんて想像もしています。
実現するかは分かりませんが
少しでも多くの方に見て頂けるよう
頑張りますので、これからも宜しくお願いします!
総括まで時間がかかったので
展示について書いたblog記事
下にリンク貼っておきますね。
ではでは



イラスト展示(ノダマキコ)
フォトプリント展示(石野千尋
映像展示(NU_LOW,古家ニーチェ)


MONOCLE
2012年11月08日


こんばんは。
展示のこと書こうと思ったのですが
あまりにメールの量が多く
打ちつかれてしまい諦めました。。

明日は必ず!
と思っていますので
今日は掲載情報でご勘弁を。


TAjiKAブランドではないですが
竹二の方と倉敷意匠さんで考えた
裁鋏がイギリスの雑誌MONOCLEに
掲載されました!!
※少し前の号です。



Monocle_Iss_57.jpg


これは以前にも紹介した
「365」という取り組みが
特集された記事に掲載頂きました。
サイトはこちら→(365

写真だけですが、近くのページには
玉木新雌さんや大冶さんの名前なんかも。



内容は英文なので、あまりきちんと読んでない
というか読めないので、雰囲気を感じ取りました(笑)
もし本屋さんに寄られたら(小さいお店はないかもしれません...)
是非一度見て下さい!ではでは