TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

about

”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

”TAjiKA”の商品はこちらから。


Rcommend Exhibition
2014年05月13日

こんばんは。
今日は紹介したい展示のことを。
(詳細は一番下に)

fukuda_omote.jpg

確か、昨年に初めてお会いした福田匠さん。
見るからに、何か特別なことをしてそうな
独特な雰囲気と服装だったのを覚えています。
TAjiKAのherb shearsを使って頂いていたようで
少しその話もしたかな。

その時、ちょうどお店に置いてあった
福田さんの作品集の仕様は
明らかに個人で作る範囲を超えていました。
表紙は通常の表紙の上に途中から布を貼り
中の紙質は、写真が奇麗に映るように
おそらく印画紙のような紙を使っておられます。
文字の所も良い手触りの紙。

購入希望を伝えると、思っているより
明らかに安い価格でした。
売れば売るほど赤字だそうです(苦笑)
ただ、何故そこまでこだわるのか?という
問いに、はっきりと答えて下さりました。


「自分の名刺代わり。」


確かに、アーティストとして自分というものを現すのに
これほど分かりやすいものはありません。
最初にこんな素晴らしいものを作ってしまうと
次回へのハードルが上がる気もしますが
自分へプレッシャーをかけるという意味でも
とても共感のできる理由でした。

自分の手から離れた瞬間から
製品が自分の代わり。自分の評価に繫がります。
自分にとっては何十丁、何百丁のうちの1丁かもしれませんが
お客様からすると1丁は1丁でしかありません。
だから、妥協してはいけないんだと思います。

製品以外にも、DMやパッケージ、印刷物
何かを作る時、妥協して作ることはありません。
何か1つでも人任せにしたり、妥協をすると
やっぱり違和感が出てくるし、少しずつ歯車が狂ってきます。
そういう姿勢や作り出された物は、きっと言葉にしなくても
なんとなく感じるものだと思っています。


正直、私はアンティークの価値は分かりませんし
物は作れても、作家ではないので
アーティストとして活動されている人は
ほんとにすごいなと思いますし
羨ましいとも思います。

フォトグラファーやイラストレーターなど
アーティストとして活動している友人も
多くいますが、正直、活動していくのが
難しいと聞きます。
日本はそういった方の作品を買うという
習慣もあまりないですし。

だからこそ、今回の本は例外ですが(笑)
展示を見た際には、良いと思ったら購入したり
直接伝えることで、応援できたらと思っています。
皆さんも、是非!



昨日から東京で始まっています。
毎日、福田さんいらっしゃるそうなので、是非。
東京が無理な方は、大阪にも巡回してくるそうなので
帰ってくるのを楽しみにしておきましょう!

今回紹介した作品集「存在と恩寵」500部限定
も会場で購入できるようです。
※ 私は、「立花」と「書簡」という作品が好きです。

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福田 匠 個展「 森の技法 」
Exposition Takumi Fukuda La facon forestiere

会期 2014.5.12.mon - 5.17.sat 
時間 13:00 - 20:00

http://moriokashoten.com/?pid=74259648


まちびと展レポート
2014年05月08日

遅くなりましたが
4月に開催した「まちびと展」の
レポートをお届けします。
準備などに走り回っていたので
抜けている所もいっぱいありますが...


朝9時半に小野駅集合
皆さん、続々と集合。中には和歌山からも!!
地元小野の方も来てくれました。
時間通り椿屋珈琲店さんに到着。

machibito3.jpg

注意事項や自己紹介をしたりして
なんだか和やかな雰囲気に。
美味しい珈琲とスコーンでほっこり。
(この時、バッタバタのため写真撮り忘れ...)

なんだかんだで、登山の時間に。
ここで私はお弁当を受け取りに。

こんな感じの山です。
(見た感じより、急ではないですよ。)

まちびと7.jpg

普通に登れば30分もかからない所を
写真撮ったり、ゆっくり登って、2時間弱で下山してきました。


その後はお待ちかねのお昼ご飯。
私の幼なじみが三木でお店を経営していて
無理を言って、作ってもらいました。
(これまた食べ始めてから気づいたため写真なし(笑))
友人のお店は「三日月(website)」です。是非!!

まちびと.JPG

お昼の後は藤井製作所さんとうちの工場見学。
工場内はあまり広くないので、2班に分かれて
もう片方は町歩き。

machibito4.jpg

まずは工場に入る前に注意事項。

まちびと2.JPG

各々、工場内を見回ります。

まちびと3.JPG

のこぎりの刃が置いてあったり。
簡単な棚を作って、製品も並べて下さりました。
そして、作業のお話。

まちびと4.JPG

実際に作業もしてもらいました。
フリーハンドで削っていくのには驚きました。
それで同じ物を作っていくんですから。

まちびと5.JPG

この後、漆を塗っている部屋(自宅内)にも
入らせて頂き、あっという間に交代時間。


まちびと6.JPG


町歩き中には、住民の方と触れ合いがあったり。
お好み焼き屋(かおるちゃんやったかな?)の
前を通ると、おそらく"かおるちゃん"と思われる方?が
出てきて下さり、参加者のお子さんはお菓子をもらう
という、面白いハプニングも!(笑)


この後、私の工場にも見学に。
説明しながらの撮影はできず...。
無事、予定通りの時間に小野駅で解散となりました。


盛り沢山の内容に、「時間が少ない!」なんていう
嬉しいご意見も頂きましたが、それくらいが
ちょうど良いのかな?と。
この日で全て知る必要はなくて、小野という土地や人
鋏や漆、美味しい珈琲店を「知るきっかけ」
普通に生活していたら来ないであろう場所に「来るきっかけ」に。
いろんな「きっかけ」作りをしただけなんです。

一度きっかけを作れば、気になることは探すだろうし
もっと知ろうと思う。また来ようと思う。
だから、「もっと見たかった」で終えることのできた
第1回は成功だったんじゃないかと思います。


もちろん、足りないこと、こうすれば良かった
ということもありますが、そういうことも含め
皆さんと作っていく企画として、不定期ですが
続けていきたいなと思っています。

今回は私の思い出した時だけ撮った写真で
レポートをお送りしましたが
展示では素敵な写真や本にもする予定ですし
他の方が撮られた写真がもらえれば
ブログでも紹介しようと思います。


いやー、写真撮るって難しい。
すぐ忘れるよね。。マメな人、尊敬します。
ではでは


フィールドオブクラフト倉敷2014
2014年05月03日

こんばんは。
なかなか更新できずすみません。
ようやくいろんな整理が終わり
パソコン環境も整ったので
更新頑張りますー。


「まちびと展」レポートの前に
もう2週間後に迫っている
フィールドオブクラフトのお知らせを。

kurashiki2014.jpg

今年も参加させて頂くことになりました。
竹二ラインですが、新しい製品も
今、準備しているのでお披露目できると思います。
とっても使いやすい物になっているので
是非、見に来て下さい。お楽しみに!!

他にも素敵な出展者さんが沢山。
情報はこちらで→website


それでは、次回こそレポートを。
皆さん、良いGWを。