TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

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”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

”TAjiKA”の商品はこちらから。


アナログとデジタルの狭間で
2015年07月22日

こんばんは。
ようやくNY滞在記が終わり、通常営業。
何書こうかと思ったのですが、少しだけ
NYのこと引っ張ります。


NYでは、おそらく人生初というくらい
パシャパシャ写真を撮りました。
普段は「あっ!撮っておけば...」というような
ことが多い私なのですが
撮っておかないと。と思ったのか?
それとも、NYという街がそうさせたのか?
かなりの枚数をiPhoneで撮りました。

あと、デジタルも持って行きましたし
何となく撮りたいと思って、ポラロイドも持って行きました。
滞在記に少し出てきた黒いフレームの写真は
撮影したものをスキャンしたものです。


今回、ポラロイドで撮ろうと思ったのは
TAjiKAを使って下さっているお客様から
こんな素敵な写真が届いたので

polaroid.jpg

どこかのタイミングで、私も久しぶりに
ポラロイド写真を撮りたいと思っていました。



写真の世界だけでなく、アナログとデジタルについて
議論されることがあると思います。
紙とデータとか、CDと配信とか。
ものづくりの世界の手作りと機械化というのも
それに近いのかもしれません。

以前から思っていましたが、最近読んだコラムに



「テクノロジーは人間に取って代わるものではありません。
それは私たちのスキル、またクラフツにおいてもです。
我々のスキルを補完し、クラフツの新しいかたちを創造するために
テクノロジーが存在するのです。」



こういうことが書かれていました。
まさに!こういうことなんです。

それぞれに良さがあって、どちらが良いとか
どちらかがなくなっていく。ということではなく
足りない所を補完し合ったり、どちらかに振れることで
揺り戻しがあり、また良さが再認識される。

今、どちらを使うのが最適で、より伝わるのか?
より良い物を作ることができるのか?
考え抜くことが大事なんだと思います。


気温や遮光具合、フィルムの出来によっても
仕上がりは変わってくるポラロイド。
思いもしなかった仕上がりになっていたり
残念な物になる時もありますが
そういうことも含めて、楽しめると良いですね。


皆さんはポラロイド撮ったことありますか?
フィルム代がけっこう高いのが難点ですが
クセになりますよ!是非、試してみて下さい。
ではでは

NY滞在記
2015年07月13日

ようやくNY滞在記も今回で終了。
写真を見ながら、思い出していく
作業はとても楽しかったです。
では早速。


ny50.jpg
最終日の朝は早起きして
散歩しながら、朝ごはんを食べに
stump town coffee rostersへ。


ny51.jpg
NYに来て、いくつか食べましたが
ここのパンオショコラが一番美味しかった。

このお店まで徒歩10分くらいでしたが
到着するまでに、コーヒーショップがいくつも。
それぞれに固定客もいるようで
生活に根付いているなと感じました。


ny52.jpg
帰りのタクシーに乗る前
気温が低いので、澄んだ空でした。
すごーく気持ち良かった。
これで帰るのかと思うと、少し寂しくなりました。




雑誌で定番となっているNY特集。
Brooklynやポートランドなども
名前をよく目にするようになりました。
行ってみて思うのは


得る情報よりも、もっと落ち着いていたということ。


どうしても目にする情報は厳選されて
編集された内容になります。
当然、そういう情報を調べていくわけですから
華やかなイメージになります。

もちろん、NYは素晴らしい街ですし
ワクワクすることもいっぱいありました。
でも、それよりも魅力に感じたのは
毎日通うコーヒー店があったり
そこでコミュニティが作られていて
よい空気を作っていたこと。

クラフトが流行しているというのも
少し気になっていたのですが、それも流行というよりは
もともとものづくり大国だったアメリカが
そのアイデンティティを思い出しただけのこと。
クラフトビールをはじめ、小さな動きですが
「手の届く範囲で」というような考え方は
着実に浸透してきている気がしました。


お会いした皆さんはほんとに素敵なお仕事を
されている方ばかりで、魅力的でした。
鋏の存在も知って下さっている方が多く
ありがたいなぁと思うと同時に
私も人として魅力的になるよう努力して
またお会いしたいと思いました。



以上、NY滞在記でした。
細かなことで聞きたいことあれば
聞いてくださいね。
可能な限り伝えますので。
ではでは

NY滞在記
2015年07月07日

少し空いてしまいましたが
NY滞在記も終盤です。


次の日は午前中の飛行機で帰るので
実質、NY最終日。
だいぶ慣れてきたので午前は歩き回りました。


ny43.jpg
ぶらぶら歩いていたら
本場アメリカのブルーノートが!


歩きと地下鉄を使って
お昼に友人と待ち合わせ。

以前に紹介したATLASmagazineの
フォトグラファー

atlas.jpg
この写真を撮ってくれました。


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スタジオ兼自宅に連れて行ってもらいました。
素敵な部屋!!

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この建物はアーティストやクリエイターしか
入居できないアパートなのだそうです。


ny46.jpg
フォトグラファーのWilliamと
彼女でライターのAlyssa


夕方の予定まで時間があったので
williamがブルックリンを車で案内してくれました。
運転しながら、ここはどんな地区だとか
あのお店は美味しいとか、地元情報いっぱい!
次はゆっくりまわりたい。


二人と別れて、初日に伺った
BURROWの黒川さんと待ち合わせ。
素敵な方々とのディナーに招待して頂きました。


ny47.jpg
お店に向かう途中、本が何かで
見たことのあるお店発見!


ny48.jpg
着いたお店はスペインバル
奥に見えるのは、生演奏のリハーサル中。
生音を聞きながら食べる料理は格別でした。


ny49.jpg
この日最後の予定は
同時期に買い付けに来ていた友人と
その友人に会いにパーソンズ(学校)へ。
残念ながら間に合わず、私は入れませんでした。。


日本での旅もそうですが
やはり、地元の方に聞くのが一番。
ここで書くには長くなるので書きませんが
街のできた年代によって使うレンガの色が
異なったり、そういう歴史もwilliamは
運転しながら教えてくれました。

また、一緒にご飯を食べた方々は
デザイナー、編集者、美容師さん
皆さん、日本を出て仕事されているので
成功も苦労もいろんな経験されているだろうし
そういう環境で仕事をされているからこその
「強さ」のようなものを感じました。
とても良い刺激を頂いた時間でした。



次回でNY滞在記も終了。
朝のことを少しと、NYで感じたことを
書こうと思います。ではでは