TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

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”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

works

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デザインするということ
2013年01月24日


こんばんは。
私に直接会った方は分かると思いますが
正直、とても職人には見えないと思います。

以前は、デザイナーやクリエイター?
と言われることが嫌でしたが
最近は「職人です!」と言った後の
皆さんの顔を楽しめるようになって
ギャップを楽しんでおります(笑)

でも、やっぱり職人と見られたい気持ちはありますけどね。
年齢を重ねれば、そういう深み?ようなものは
出てくるかな?と思っています。
ま、それが必要かどうかは置いておくとして。



広告や本の装丁、ロゴなどなど・・・
デザインと呼ばれるものは沢山ある。
モノのデザインもそう。
今日はデザインということについて
少し考えてみようと思います。


  CHR_0134.jpg


TAjiKAの鋏について、皆さんからよく
「美しいデザインですね。」というお言葉を頂く。
大変ありがたい言葉なのですが
私達(父も含め)は鋏について
あまりデザインをしているという意識はない。


アイデアソースになる形、イメージはあるけれど
アーティストではないので、デザインをしようとして
形を作っていない。


鋏は、特に道具としての機能が必要不可欠なので
奇抜なデザインはいくらでもできるけれど
それを作ったとしても、きっと使いにくい。
それよりは、既にある形や作っている形を
少しずつ、使いやすい形に変化させていく方が
私達の考えには合っている。

flower shearsがいい例で、最初に作ったものと比べると
大まかな形は一緒ですが、全く別の雰囲気になっている。



それをデザインというなら、そうかもしれないが
そうやって作ったものは、ほぼ昔からある形に行き着く。
お花用の鋏、キッチン鋏などなど。



ほんとに昔の職人は偉大だ。
きっと、今の私達と同じように
試行錯誤を繰り返して
あの形に行き着いたのだろう。

多少、削る・加えることのできる箇所はあったとしても
ほぼ形は変わらないと思う。
では、その中で自分達に何ができるか?



昔はなかったより良い材料を使うこと。
勘だけに頼ってやっていた工程を
科学的に見ることで、より性能を高めること。
より永くキレ味を保つ技術を習得すること。


形ではない、「中身」を極める。
それを追求していけば、いつか「パッ」と
良い形が見つかるかもしれない。
使いやすく、見た目にも美しい道具が。




「用の美」




昔から好きな言葉です。
使いやすさから生まれる形には自然な美しさがある。




そういう物を生み出せる人になりたいと思う。