TAjiKA

四代目の日々を綴る日記です。

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”TAjiKA”は、ハンドメイドならではといえる独特の風合いと、アン ティーク鋏のような優美なデザイン、そして申し分のない気持ち良い切れ味をあわせ持った、こだわりの一品に仕上がっています。

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手から感じる「違い」
2013年01月09日


こんばんは。
ちょっと空いちゃいましたが
書きたいこと溜まってきたので
ポンポンっと書いていきたいと
思います。



今日は、昨日twitterでも
ちょっと呟いた、「気付き」について。



砥石2.jpg


ちょうど昨日はTAjiKAの
harb shearsの最後の仕上げ
手研ぎをいつものようにしていたのですが
刃の擦れ合う部分はきちんと研げているのに
何か少し擦れ合い方が重い・・・
シュッ、シュッという刃音ではなく
ギギッとなる感じ。
(すみません、擬音ばかりで。。)

そのまま出しても、問題はない状態なのですが
どうも気に入らない。

よーく見てみると、粗い目が少しだけ
残っていたり、刃先じゃなくて奥の方が
少し粗くて、どうやらそこが当たっているよう。

今までは刃音や手から感じる感覚で
研げているかを確認していました。
もちろん、最終的に調子をみて出荷するので
良い状態の物が皆さんのもとに届くわけですが
今回初めて、こういう変な感覚を感じるものは
刃の状態がこうなっている
というのを確認しながら
良い状態へもっていくことができた。

感覚だけでなく、理論というか
きちんと違いを分かって作れるようになった。
これは自分にとって大きいことだなと思います。


研ぎ終わった後のシュッ、シュッという
硬い鋼の擦れ合う音は気持ちが良い。
昨年の展示で体感して頂いた方は
分かると思いますが、あのスムーズな開閉と
軽やかな音はこうした小さな違いを
きちんと修正して、良い状態にしているからこそ
感じられるものなのです。

刃の裏に糸クズや糊などが付いていると
すぐに重く感じます。
皆さんも、日々道具を使う中で
良い状態を保てるよう
少しでいいですから、メンテナンス
してみて下さいね。
きっと愛着も湧きますし
より使いやすくなるはずです。



初日の出のこととか
見に行った展覧会のこととか
忘れないうちに書かないと!
頑張ります。ではでは


今年のテーマは・・・
2013年01月03日


こんばんは。
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

仕事は4日からですが
その前に毎年恒例、今年のテーマを。



「体験」



今年は体験です。
2012年「体感」ときて、体験って
ほとんど変わらんやん!と
お思いの、そこのアナタ!
ちょっと違うんです。


体感は、感じること。
まず、鋏を触ってもらうこと。
使ってみて、大量生産の物との
違いを感じてもらうこと。

それに対して、体験は
実際に自分で経験してみること。
試し切りも体験に近いですが
そこからもう少し先へ進む感じ。


詳しくは言えませんが
5月くらいには、この「体験」を
皆さんにして頂けるように
そろそろ準備していきます。
開催前にはお知らせしますので
楽しみにしていて下さい。


まだまだ知らない方も
いらっしゃると思うので
もちろん、2012年のように
知ってもらう、感じてもらう
活動は継続していきます。
こちらもお楽しみに!



個人的な目標としては
今年は「旅」をしようかと。
目標は3ヶ月に1回は
日帰りでも良いから
旅に出ること。

そういう体験をすることで
私自身もいろんな経験できますし
仕事にも繋がっていくんじゃないかと。
心に栄養を与える感じ(笑)
心が豊かじゃないと
良い物作ることができない
そう思うんです。だから、旅。

とりあえず、1月中旬の東京と
春くらいに福岡行くのは決めました。
夏はどこに行こうかなー!
またオススメがあれば教えて下さい。



短くても、マメに更新できるよう
今年は頑張ります。ではでは

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